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北九州市、ブイキューブのイベントプラットフォーム「EventIn」を用いて合同採用説明会を実施

リアルとオンラインのハイブリッドで開催、オンラインは78社が出展

 株式会社ブイキューブは13日、北九州市が主催する「北九州合同採用説明会」に、オンラインイベントプラットフォーム「EventIn」を提供したと発表した。3月17日に開催された合同採用説明会にて、リアルとオンラインのハイブリッド形式で利用されたという。

 北九州市では毎年、地元会場にて北九州合同採用説明会を開催してきたが、2020年は新型コロナウイルスの影響によって全面オンライン開催となった。しかし、2020年は従来のオンラインセミナーサービスを用いて、参加した50社以上の企業が1社ずつ企業説明と質疑応答を順番に実施する形式で実施したため、例年は1日で開催されていたのに対し、開催期間が数日に及んでしまい、参加者側の拘束時間が長期間化してしまった点が課題だったという。

 そこで2021年は、開催期間の短縮、ならびに2019年までの形式を踏襲し、リアル会場と同様に、複数企業がオンライン会場に企業ブースを設け、学生と双方向コミュニケーションを図りながら採用説明会ができる方法を模索していた。

 そうした中で今回は、オンラインイベントプラットフォームのEventInを採用し、従来の課題を改善している。オンラインでは78社が出展したが、オンライン会場に15~16社の企業ブースを設け、かつ1時間ごとに5回、出展企業が入れ替わる仕組みによって、2021年は従来通りの1日開催を実現した。

 オンライン会場に設けられた企業ブースでは、各企業が持ち時間の中で企業説明や質疑応答を自由に組み合わせ、訪問してきた学生とコミュニケーションが可能。一方で学生側は、出展企業のブースにほかの学生が入っているかを画面で確認したうえで、興味のある企業ブースに着席し、企業の担当者から説明を聞いたり、質問したりすることが可能。学生は、15~16社×5タームの企業ブースを自身のペースで回遊・訪問できるため、リアル会場と同じような情報収集の場となったと評価されている

 北九州市では、EventIn採用のポイントとして、ログアウトすることなく各ブースを自由に移動できる点、同時に、それぞれのブースのセキュリティも保たれている点を挙げている。

 また、バーチャル株主総会など、リアルとオンラインを組み合わせたハイブリッド形式でのイベント開催において、実績・ノウハウを持つブイキューブのサポートによって、同時配信のノウハウがなくともオンラインで安定したライブ配信ができる点も評価したとのことだ。