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サイオステクノロジー、データ可視化ツール「Grafana」の商用版を取り扱い開始

 サイオステクノロジー株式会社と米Grafana Labsは12日、日本国内におけるGrafana Labsの製品販売に関するパートナーシップ契約を締結したと発表した。これに伴いサイオステクノロジーは、日本で初めて、Grafana Labsのデータ可視化ツール「Grafana Enterprise」の取り扱いを開始する。

 「Grafana」は、Grafana Labsによって開発されているオープンソースのデータ可視化ツール。同種のサービスに比べ機能が絞り込まれているため、簡単な操作で導入が可能なほか、可視化した結果を表示するダッシュボードも容易に作成できるとのことで、APIの利活用を進めるユーザーにおいて、APIエコノミーを構成する各システム、データの挙動を一元的に可視化するサービスとして、広く利用されているという。

 その商用版であるGrafana Enterpriseでは、他システムと連携するプラグイン機能が充実しているほか、複数名による共同作業機能、高度なセキュリティ・認証、トラブル発生時の緊急サポート保証などが提供される。

 サイオステクノロジーでは、130種類以上のOSSを対象としたカスタマイズの有償サポートサービス「サイオスOSSよろず相談室」において、すでにGrafanaのサポートを提供しているが、APIエコノミーの広がりに伴い安心安全な商用利用の要望に応えるため、Grafana Enterpriseのサポートを提供開始するとした。

 なお同社は今後、Grafana Enterpriseの販売、およびデータ可視化に関する設計・開発・運用の支援サービスなどの提供を通じて、信頼性の高いAPIエコノミー構築と、APIエコノミー拡大を支援するとのことだ。