ニュース

NTTスマートコネクト、Web/メールのセキュリティ機能を提供するクラウドサービスを提供

 エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(以下、NTTスマートコネクト)は12日、ネットワーク/セキュリティ機能を提供するクラウドサービス「SmartConnect Network & Security」において、「SmartConnect Network & Security i-FILTER@Cloud」(以下、i-FILTER@Cloud)と「SmartConnect Network & Security m-FILTER@Cloud」(以下、m-FILTER@Cloud)をラインアップに追加した発表した。デジタルアーツ株式会社との連携のもとでサービスを提供する。

 今回提供するサービスは、ホワイトリスト型のWebセキュリティサービス「i-FILTER@Cloud」と、メールセキュリティ機能を提供する「m-FILTER@Cloud」の2つ。

 このうち「i-FILTER@Cloud」では、検索サイトでヒットする国内のWebサイトやファイル等のコンテンツのURLをカテゴリ分類してデータベースに登録し、有害サイトや業務上不必要なサイトをブロックしてくれる。また、未知のURLへのアクセスもクラウドデータベースに通知され、デジタルアーツがカテゴリ分類したあとにローカルデータベースに配信することで、データベースの状態の最適化を図るとのこと。

 さらにクラウドサービスのため、社内からでも社外からでもWebへのアクセスを一元管理し、セキュリティレベルを同一に保てるとしている。

 一方の「m-FILTER@Cloud」では、安全性が確認された送信元の「IPアドレス」「メールドメイン」を登録したデータベースを利用し、登録されている送信元からのメールを受信する。一方、未登録の送信元からのメールは「送信元」「添付ファイル」「本文・URL」の偽装判定を行い、安全性が確認されたメールだけを受信する仕組みだ。

 また、「あて先」「差出人」「本文」「添付ファイル」を条件としたフィルタリングルールを作成でき、時間差送信や上長承認機能によるメール送信制御や、添付ファイルを自動で暗号化して情報漏えいを抑止する。加えて、有償オプションの暗号化強固オプションにより、添付ファイルの自動暗号化だけでなく、正しい受信者のみ、パスワード不要でファイルを閲覧可能にするPPAP対策も提供する。

 なお、NTTスマートコネクトが提供する「Microsoft Azure/Microsoft 365ライセンスサービス」や「SmartConnect Cloud Platform」などのクラウドサービスを「i-FILTER@Cloud 」や「m-FILTER@Cloud」とセットで利用することにより、ゼロトラストセキュリティ対策を支援できるとのことだ。

 1IDあたりの年間料金(税込)は、「i-FILTER@Cloud」が6600円、「m-FILTER@Cloud」が6600円。暗号化強固オプションは1320円。いずれも最低10ライセンス以上で契約できる。