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デジタルアーツ、セキュリティ製品にアンチウイルス・サンドボックス機能を追加

Webセキュリティ製品「i-FILTER」とメールセキュリティ製品「m-FILTER」が対象

 デジタルアーツ株式会社は、Webセキュリティ製品「i-FILTER」とメールセキュリティ製品「m-FILTER」において、ウイルス対策のサンドボックス機能「Anti-Virus & Sandbox」をオプションとして追加し、5月10日に提供開始すると発表した。

 デジタルアーツが提供するWebセキュリティ製品のi-FILTERでは、検索サイトでヒットする国内のWebサイトのURLを、コンテンツのURLまで含めてデータベースに登録しており、有害サイトやデータベースに未登録のURLをブロックすることができる。

 また、URLのアクセス先からダウンロードされるファイルの安全確認を行う「ダウンロードフィルター」機能によって、ダウンロードファイルの拡張子を自動でリスク判定し、危険性のあるファイルや、サイトに直接埋め込まれたマルウェアのダウンロードをブロックできるという。

 一方、メールセキュリティ製品のm-FILTERでは、安全な送信元のIPアドレスとメールドメインの組み合わせをデータベースに登録しており、データベースに登録されていない送信元からのメールは、マクロ有無や拡張子などで判定を行っている。

 また、添付ファイルの安全確認を行う機能「添付ファイル偽装判定機能」が搭載されおり、多重拡張子や禁止拡張子、マクロ含有といった添付ファイルの偽装判定を行っている。

 今回提供する「Anti-Virus & Sandbox」では、ダウンロードフィルターや添付ファイル偽装判定でブロックしたファイルに対して、アンチウイルス機能でファイルのハッシュ値とウイルス定義ファイルへのスキャンを行い、危険と判定されればそのままブロックを継続する一方、安全と判定されればダウンロードを許可する仕組み。またアンチウイルスの定義ファイルにない場合は、サンドボックスでマルウェアの振る舞い検知を実施し、安全と判定された場合にのみダウンロードを許可できる。

 価格は、1ライセンスあたり月額200円(税別)で、契約は年間契約となる。

 なお対象製品は、クラウドサービスとして提供されている「i-FILTER@Cloud」通常版、「m-FILTER@Cloud」(誤送信対策版を除く)の2つと、「m-FILTER」Ver.5.6以降。