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TIS、RPAと人の連携によりバックオフィス業務のデジタル化を加速する「ハイパーオートメーション実現サービス」を提供

 TIS株式会社は26日、企業の迅速なRPA全社展開を支援するソリューション「RPA業務自動化ソリューション:UiPath」に、企業の管理部門の業務や現場部門の事務系業務などの、バックオフィス業務のデジタル化を加速する「ハイパーオートメーション実現サービス」を追加したと発表した。

 RPA業務自動化ソリューション:UiPathは、業務の効率化や生産性向上に向けて、RPAを全社で活用したい企業をトータルでサポートする一連のサービス群。

 新たに追加した「ハイパーオートメーション実現サービス」は、TISが独自に開発した「E2E(エンドツーエンド)自動化テンプレート」と、テンプレートを有効活用するための「E2E自動化テンプレート導入支援」をセットで提供し、これまでのRPA化では実現が難しかった「人とロボット(RPA)のシームレスな連携」や「業務プロセス全体の可視化」を可能にする。

 E2E自動化テンプレートは、ロボット(RPA)による自動処理と人のオペレーションをテンプレートに記載することで、シームレスに連携させる。テンプレートに記載した内容は、ロボット・人の双方の処理を含む業務プロセス全体の進行状況としてリアルタイムに可視化され、個別のプロセスの遅延の確認やボトルネックの傾向分析に基づく業務改善等が可能となる。

 E2E自動化テンプレート導入支援は、TISのエンジニアが、E2E自動化テンプレートを有効活用するための導入支援を行う。E2Eテンプレートの自動化で必須となる業務プロセスの見直しや、個別のロボットの無停止化、OCRやAI、チャットボットなどの活用を含め、トータルでハイパーオートメーションの実現を目指す。

 販売価格は500万円(税別)から。TISでは、各作業に人の判断が入るため自動化の範囲および効果が局所的になっている、複数の部門を横断するため業務プロセス全体の自動化が進まない、業務プロセスの進捗や期限管理が属人的になっており、タイムリーな進捗把握ができていないといった課題を持つ顧客のデジタル技術活用と業務変革の加速を支援し、5年間で100社への提供を目指す。