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TIS、UiPath向けRPA業務自動化ソリューションを拡張 社内向けポータルや早期活用支援パックなどを提供

 TIS株式会社は16日、RPAツール「UiPath」を対象としたRPA業務自動化ソリューションに、「RPAコラボレーションポータル」「RPA全社活用3か月パック」「業務テンプレート」の3つを追加すると発表した。

 UiPathを対象としたRPA業務自動化ソリューションは、企業の業務効率化や生産性向上に向けて、RPAを全社で活用したい企業をトータルでサポートするサービス。

 新メニューのうち「RPAコラボレーションポータル」は、RPAシナリオ開発・活用の情報共有や課題解決を行うポータルサイトを提供するもの。このポータルでは、RPAの全社的な活用で重要となる、RPAシナリオの実装計画段階から保守運用までの情報共有、CoE(Center Of Excellence)でのロボット監視、見える化、依頼受付などの支援業務をトータルにサポートできるという。

 具体的には、「RPAシナリオ」「RPAナレッジベース」「お知らせ」による社内情報共有と、TISがRPAに関する問い合わせを回答する「RPAお問い合わせ」機能を実装。主にRPAのシナリオ開発に携わる業務部門ユーザーの、パフォーマンス最大化を実現するとのことだ。なおナレッジベースは、TISから提供するコンテンツに加え、ユーザー企業が自社内向けに登録することもできる。

 価格は個別見積もり。

RPAコラボレーションポータルの画面イメージ

 2つ目の「RPA全社活用3か月パック」は、RPAの全社的な活用で必要となる「全社で共通指針とするRPA活用のガイドライン」と、現場の業務部門でRPAのシナリオ開発を行えるようにするトレーニングを提供するパッケージ。

 トレーニングでは、「テストや例外処理などの必要最低限の考え方」「思い通りに動かないときに自ら調べ、対策する力」など、RPAシナリオの生産性を高めるために必要なスキルを身につけられるという。

 価格は450万円(税別)から。

 3つ目の「業務テンプレート」では、発注・仕入業務を題材とし、現場の業務部門において、RPAシナリオ開発時の“お手本”として活用できるサンプル業務テンプレートを提供する。TISが提供してきたRPAの「標準フレームワーク」の拡張機能として提供することにより、現場の業務部門での開発でも、標準化された枠組みでの実装や高生産性を短期間で実現できるように支援するとのこと。

 TISでは、UiPathのRPA業務自動化ソリューションを、これからRPAの全社導入を検討している企業や、導入したが課題を感じている企業向けに展開し、2020年度中に20社への提供を目指す。