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TIS、SAP S/4HANAとUiPathを連携する「SAP S/4HANA向けRPA汎用コンポーネント」を提供

 TIS株式会社は2日、SAPジャパン株式会社の次世代ERP「SAP S/4HANA(以下、S/4HANA)」と、UiPath株式会社のRPAプラットフォーム「UiPath」の連携を実現する「SAP S/4HANA向けRPA汎用コンポーネント」を提供すると発表した。

 SAP S/4HANA向けRPA汎用コンポーネントは、S/4HANA上の伝票やマスタデータの一括登録/一括更新などの各種業務の自動化をノンプログラミングで実現する企業向けの機能群。

 オープン技術の「OData API」を採用し、S/4HANAとUiPathのデータ連携部分をパッケージングすることで、RPAの開発技術やS/4HANAに関する専門知識を必要とせず、業務の自動化を実現する。

 OData APIの採用により、S/4HANAのオンプレミス環境に加えてクラウド環境にも対応。RPAとの連携は画面に依存しない方式を採用しているため、「画面操作の自動化」と比較してパフォーマンスと安定性が向上し、画面が変わる可能性があるS/4HANAのアップグレードごとにRPAの動作確認や回収の必要がない。

 コンポーネントは、TISの「RPA業務自動化ソリューション:UiPath」の「標準フレームワーク提供サービス」に含めて提供される。また、複雑なシステム連携を伴う業務自動化における課題解決などの導入支援や問い合わせサポートを行う「RPAシステム連携サービス」と合わせた利用にも対応する。

 SAP S/4HANA向けRPA汎用コンポーネントの価格は80万円(税別)。TISでは、2023年までに50社への提供を目指す。