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アシスト、データ連携ツールのSaaS版「DataSpider Cloud」を販売

 株式会社アシストは8日、データ連携ツール「DataSpider Servista」のSaaS版となる「DataSpider Cloud」の販売を開始した。

 DataSpider Servistaは、株式会社セゾン情報システムズが提供するデータ連携ソフトウェア。システムの接続方法やフォーマットの違いを意識することなく、データベース、アプリケーション、大手クラウドサービスといったさまざまなタイプのデータ50種類以上を簡単につなぐことができる。

 アシストでは、DataSpider Servistaに関して国内最大の専任サポート体制を持ち、製造、金融、ITサービスなど多種多様な業種業態の顧客企業に対し、システム間連携、DWH連携、SOA基盤、EXCEL収集/配信、メール連携、クラウド連携といった幅広い用途での利用を支援してきたと説明。昨今、企業システムのクラウド化が進む中、コロナ禍の影響により完全クラウド化を目指す企業が急増していることから、データ連携に関する顧客ニーズへの選択肢を拡大するため、SaaS版となるDataSpider Cloudの販売を開始する。

DataSpider Cloudの構成イメージ

 サービスは、接続先のアダプタ数やマシンスペックなどに応じて、BasicとAdvanceの2種類のラインアップを提供。SaaS版のため、ハードウェアなどの初期購入コストや保守コスト、OSのセキュリティパッチの適用といった運用・保守に関する負担を大幅に軽減できるだけでなく、常に最新の機能を利用でき、柔軟なスケールアップにも対応する。

 また、Salesforce、Amazon Web Services(AWS)、kintone、Google、Microsoft Azure、Microsoft Dynamics 365などクラウドならではの豊富な接続先を備え、企業の情報資産をクラウドで集中管理したり、オンプレミスのデータ資産をクラウドで活用するなど、クラウドを中核としたデータ連携の自動化や業務効率化を実現できるとしている。

 DataSpider Cloudの価格(税別)は、Basicが月額20万円、Advanceが月額30万円。初期費用は60万円。