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テラスカイ、データ連携クラウド「mitoco X」を提供 ノンプログラミングでデータ連携処理を自由に作成可能

 株式会社テラスカイは1日、クラウド型データ連携サービス「mitoco X(ミトコエックス)Powered by DataSpider Cloud」(以下、mitoco X)を提供開始すると発表した。

 「mitoco X」は、株式会社セゾン情報システムズのクラウド型データ連携サービスである「DataSpider Cloud」を、テラスカイの自社サービスとしてリリースするもの。数多くのアダプタやトリガーを組み合わせ、ノンプログラミングでデータ連携処理を自由に作成できる点を特徴としており、企業内のデータベース、システム、ファイル、クラウドサービスをデータ連携させることで、業務の自動化やデータの統合管理を実現するという。

 また「mitoco X」自体がクラウド型の連携ツールであるため、多くのクラウド環境にあるシステムとスムーズな連携を行え、Salesforceをはじめ、Amazon Web Services(AWS)、kintone、Google、Microsoft Azure、Dynamics 365など、主要なクラウドサービスとの接続に対応する。特にSalesforceとの連携実績は多数あり、最新のAPIバージョンにも対応するとした。

 さらに、クラウドサービスと社内システムのハイブリッドな連携も、HTTPSプロトコルでセキュアな接続が可能な「Thunderbus」により、VPNを使わずセキュアに接続できるとのことだ。

 また作成したデータ連携処理は、トリガー機能によってさまざまなタイミングで自動起動を行える。具体的には、日次や週次、月次などでスクリプトを起動するスケジュールトリガーや、一定間隔(最小単位1秒)でスクリプトを起動するインターバルトリガー、Salesforce画面のボタンクリック時にスクリプトを起動するHTTPトリガーなどが用意されている。

 契約は年間単位となり、価格は小規模向けの「Entryライセンス」で月額12万円から。別途、初期費用として60万円がかかる。テラスカイでは、「mitoco X」について、今後3年間で300社への新規販売を見込む。