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テラスカイ、ノーコード~ハイコードを切り替えて利用できるデータ連携クラウド「mitoco X V2.0」

利用時間に応じて課金されるコンサンプションプランも提供

 株式会社テラスカイは6月30日、異なるシステムやサービスのデータを連携させるクラウドデータ連携サービス「mitoco X(ミトコエックス)」において、新版「同 V2.0」を提供開始すると発表した。

 テラスカイでは2023年9月より、株式会社セゾン情報システムズのクラウド型データ連携サービス「DataSpider Cloud」をテラスカイの自社サービス「mitoco X」として提供してきた。

 今回発表された「mitoco X V2.0」はその後継製品として開発されたもので、テラスカイの持つデータ連携製品の開発・販売・運用ノウハウが生かされており、企業に最適なデータ連携サービスを従量課金体系で提供するという。

 この活用により、企業内に混在する複数のシステムを連携し、業務の自動化やデータ統合を実現して企業全体での情報共有を進め、作業の多重化を解消できるとのことで、開発にはノーコード/ローコード開発が可能なビジュアルモードと、ハイコードによるスクリプトモードの切り替え・変換が可能。非エンジニアとエンジニアが同じプラットフォームで効率的に開発したり、用途によって開発方法を変更したりできる。

 さらにコンテナ管理基盤を採用し、冗長化やオートスケール、障害発生時の処理の切り替えを自動化しており、これによって処理の集中時やバージョンアップ、障害発生時のダウンタイムをほぼゼロにできたとのこと。

 加えて、サービスインフラ基盤の刷新による価格の低減も実現。固定価格で提供する従来のサブスクリプションプランに加え、実際に利用した時間やデータ通信量に応じて課金されるコンサンプションプランを提供する。価格例は、50時間まで利用できるサブスクリプションプランの「small」が月額15万円。コンサンプションプランの場合は、基本料金が月額5万円から、実行時間が1時間あたり1000円となる。

 テラスカイでは、テラスカイ全社およびアライアンスパートナーとの連携による拡販を進め、2028年までに約300社への新規販売を見込んでいる。

アイコンのドラッグ&ドロップで連携処理を開発できるStudioの画面