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セキュアワークス、企業・組織のサイバーインシデント対応を支援するサービスを強化
2021年1月19日 17:05
セキュアワークス株式会社は、企業・組織のサイバーインシデント対応を支援する「インシデント管理リテーナー(Incident Management Retainer:IMR)」のサービス内容を拡張すると発表した。
セキュアワークスは、米国国立標準技術研究所(NIST)がまとめたサイバーセキュリティフレームワーク(CSF)の「特定・防御・検知・対応・復旧」に基づく5つの備えで、企業向けのセキュリティ対策を提案してきたが、2018年の改訂では、「サプライチェーンリスク」の項目が追加され、サイバーリスク対策において「全体感」が重要視されるようになったという。
同社は、こうした点を踏まえて、インシデントの発生を抑えるためには、緊急インシデント対応だけではなく、インシデントを発生させないための経営戦略レベルかつ組織横断的なプロセスと、ITインフラの定期的な見直しが必要不可欠になったと指摘。緊急インシデント対応だけではなく、インシデント対応のアドバイザリーサービス、ワークショップ・演習、各種セキュリティ診断サービスを、IMRのリテーナー方式による事前契約に含めて、包括的に提供するとした。
この新規IMRサービスでは、セキュリティ支援の目的に合わせて2種類のサービスレベルを選択できる。1つ目のスタンダードサービスレベルは、主に緊急インシデント対応支援や、インシデント対応プロセスの構築・訓練を検討されている組織・企業向け。2つ目のエンタープライズサービスレベルは、組織全体のレジリエンスを向上させたい組織・企業向けに構成される。
なおリテーナーの消費単位は、目的別にサービスユニット(SU)とEmergency IR時間(eIR時間)の2種類があり、ユーザー企業が利用するサービス内容に応じてSUを消費する仕組み。緊急インシデント対応時は、SUをeIR時間に転用(1SU=4eIR時間に換算)し、時間単位で消費する。
参考価格は、スタンダードサービスレベルが312万円、エンタープライズサービスレベルが1733万円。それぞれ、10SU、50SUが年間基本契約に組み込まれており、緊急インシデント対応が必要な場合は、前述のようにSUをeIRに転用することになる。