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セキュアワークス、「インシデント対応リテーナーサービス」を刷新、診断やアドバイザリーを包括で利用可能に

 セキュアワークス株式会社は27日、組織におけるインシデント対応体制の向上のための戦略的な取り組みとして、インシデント対応リテーナーサービスを刷新(以下、新IMR)すると発表した。これにより、顧客は有事の際のインシデント対応のみならず、セキュアワークスのセキュリティリスクコンサルティングで提供している各種診断サービスや、サイバーリスクコンサルティングで提供しているCSIRT構築支援などのアドバイザリーサービスを、リテーナー契約により包括して利用できるようになる。

 セキュアワークスでは、従来のインシデント対応においては、インシデントが発生した際に速やかに対応が行われ、その影響と事業へのインパクトを最小限に抑える「事前の準備と事後の対応」に主眼にしたサービスを提供していた。しかし、多発するインシデントを最小限に食い止めるためには、脆弱性診断やリスクアセスメントを通じて、インシデントの根本原因となる要素を導き出し、未然に対処することで「問題管理と根本原因」にアプローチし、インシデントそのものを低減することが必要が迫られているとして、こうした課題に対応するサービスとなる新IMRを提供する。

 新IMRでは、緊急インシデント対応と各種コンサルティングサービスをリテーナー方式で提供することにより、経営戦略レベルかつ組織横断的なセキュリティ支援が可能になる。さらに、脅威のトレンド・働き方の変化に合わせて、机上訓練やテクニカルアセスメントを応用することで、多角的にセキュリティレベルを評価し、組織における統合的なレジリエンス向上を実現する。

 サービスのうち、事前対応サービスとしては、インシデント対応計画のレビュー、インシデント対応計画の策定、脅威ハンティングを提供。診断系サービスとしては、ウェブアプリケーション診断、プラットフォーム診断、ペネトレーションテスト、モバイルアプリケーション診断、Web API診断、ワイヤレスネットワーク診断、Red Team/Red Team Liteリモートアクセスシステムの脆弱性評価を提供する。

 ワークショップ・演習としては、First Responderトレーニング、各種ハンズオンワークショップ、机上訓練、Lessons Learnedワークショップを提供。アドバイザリーおよび戦略支援サービスとしては、リスクアセスメント(CSF/CSC/ISA/テレワーク)、ワークショップ/教育・講習、文書策定支援(ポリシー・ガイドライン策定/レビュー)、CSIRT構築支援を提供する。

 セキュアワークスでは、新IMRのサービス詳細やリリース時期、価格について、11月24日にソリューション説明会を開催する予定。