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三菱総研DCS、ERPパッケージ「Biz∫」の導入サービスを提供 統合データ活用基盤の実現を支援

 三菱総研DCS株式会社(以下、DCS)は13日、株式会社NTTデータ・ビズインテグラルと、同社のERPパッケージ「Biz∫(ビズインテグラル)」の販売パートナー契約を締結し、1月より導入サービスを提供開始したと発表した。

 DCSでは、迅速かつ投資効果の高い「統合データ活用基盤」を企業が実現するためには、最新テクノロジーを自社の基幹システムに融合させる取り組みが必要になると考え、企業がその取り組みを推進するためのERPパッケージとして、「Biz∫」を選定。今回、導入サービスを提供開始したという。

 具体的には、「Biz∫」導入に加え、最新テクノロジーを融合させ、ERPに蓄積された企業の活動実績データを活用できるソリューションも提供するとしており、1)経営判断のスピードアップおよび管理強化、2)製造業向けソリューション連携、3)プロセスマイニング、4)データサイエンス・AI――といったソリューションをラインアップした。

 このうち1)では、DCSのシステム構築ノウハウを生かした独自の導入手法を用いており、決算処理時間の大幅短縮や企業独自のKPI・業務分析資料の精緻(せいち)化などを早期に実現できるという。

 また2)では、システム間連携機能があらかじめ用意されており、構築コストを抑えることが可能。生産管理も含めた全社統合システムや、SCMにおける横断的な最適化・効率化を実現するとしている。

 3)は、業務プロセスの分析によってRPAによるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を図るもので、DCSが強みとする業務プロセスの理解や、ERP導入による経営改善の実績を生かして、ERP領域におけるプロセスマイニングやRPAなどのテクノロジー活用を支援できるとのこと。

 最後の4)は、ERPおよび連携システムのデータを活用したDXを推進するもの。ERPデータ活用による顧客ビジネスの拡大や、現場の可視化(BI)によるコスト削減、予測(AI)による製販在の全社最適化などを支援できるとした。