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アドバンスト・メディア、音声認識を活用し対面診療やオンライン診療を支援する「AmiVoice OAM」

 株式会社アドバンスト・メディアは17日、AI音声認識を活用した医療向けボイスRPAサービス「AmiVoice OAM」を発表した。これにより、対面診療やオンライン診療を支援するという。

 「AmiVoice OAM」は、オンライン診療、対面診療での診察記録、電子カルテなどの入力業務やマウスコントロールなどを、音声認識を活用して効率的に行えるよう支援するクラウドサービス。音声認識に特化したバッジ型ウェアラブルマイク端末「AmiVoice Front WT01」と専用ネックバンドアダプターを装着し、さまざまな機能を活用することにより、ハンズフリーでPCのコントロールや文章作成を行えるという。

 具体的には、従来はマウスで行っていたクリックやドラッグ&ドロップなどの操作を声で実行する「声マウス」機能を搭載。電子カルテの画面遷移、画面遷移後のボタンクリックなどの複雑な操作を登録し、声で実働させることにより、ハンズフリー化、業務効率化を実現するという。例えば、「患者ID」と発話すると、患者IDの入力フィールドへカーソルを移動する、といったことを行える。

 また「音声入力」機能により、電子カルテの診療録を声で作成可能。入力個所は声マウス機能によって切り替えられる。さらに、診察中の気付きの発話や発言をリアルタイムにテキスト化する「ボイス付箋」機能も利用できる。付せん内の必要な個所をコピー&ペーストし、診察記録の入力として活用することも可能で、ON/OFF機能を使えば、必要な部分のみのテキスト化も行えるとした。

 価格は、利用した分だけを支払う従量課金制を採用しており、1秒あたり0.96円(税別)。またAmiVoice Front WT01は、ネックバンドアダプターや専用ドングルなどが付属するPC用セットパックが、4万2300円(税別)。