アドバンスト・メディア、音声入力を用いた医療向け記録作成支援サービス「AmiVoice iNote Lite」

　株式会社アドバンスト・メディアは2日、音声入力を活用した医療現場向け記録作成支援サービス「AmiVoice iNote Lite」を販売開始すると発表した。

　AmiVoice iNote Liteは、iOSデバイスを活用して、医療現場における記録作成を支援するサービス。音声入力とカメラによって手軽に記録を残し、データを診療端末などへ転送することにより、記録業務の省力化や時間短縮に貢献するという。

　具体的には、音声入力によるメモ、カメラで撮影した写真をBluetooth経由でPCへ転送する機能を備えており、診療端末が近くにないときでも記録を残せるほか、インターネット接続なしで音声認識が使えるため、場所を問わずにどこでも利用できるとのこと。なお、初回起動時や登録単語更新時などには、クラウドサーバーへ接続し、情報を取得する必要がある。

　また、音声認識用に医療用語に特化した音声認識エンジン「AmiVoice」を搭載しており、専門用語や業界用語もスムーズに文字化可能。ひんぱんに利用する定型文をテンプレートとして登録し、入力を省力化する機能も備えている。さらに、可変個所を含む「穴埋めテンプレート」を用いて、必要な記録内容の抜け漏れを防げるとした。

　音声入力による音声メモ機能では、音と文字がひも付いて保存され、認識結果の表示に加えて、吹き込んだ音声の聞き直しにも対応する。

　価格は、1ライセンスあたり月額3300円（税込）。

　iOS側のアプリはiOS 13以降に対応し、iPhone 8以降、iPod Touch 第7世代以降のハードウェアで利用できる。一方、PC用のアプリケーションはWindows 10/7で利用可能だ。