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ISID、連結会計ソリューション「STRAVIS」の事業連結オプションを提供 事業単位の業績評価や事業再編・組織再編などを支援可能

 株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は10日、連結会計ソリューション「STRAVIS(ストラビス)」の新機能として、「事業連結オプション」を発表した。多角経営を推進する大企業グループの高度な経営管理ニーズに対応し、事業単位の業績評価支援機能や事業再編・組織再編支援機能などを提供するという。

 STRAVISは、ISIDが数多くの企業グループの連結会計業務課題を解決してきたノウハウを集積し、開発した連結会計ソリューション。STRAVISでは従来より、事業連結に関連する機能を一部提供していたが、今回はそれらの機能を一新したうえで、さらに事業経営の高度化ならびに効率化を実現するための機能を追加している。

 具体的には、本部・部など、各事業の組織階層ごとに業績評価を行うことが可能。本社の単一組織から子会社や持分法適用会社に投資するケースに加え、本社の複数組織や本社と子会社から特定の孫会社に対して投資するケースについても、投資先企業の利益を各組織の投資割合に応じて取り込めるため、手作業による調整負荷を伴わずに、各事業グループや各組織の業績評価をより精緻に行えるという。

 また事業再編・組織再編が生じた際には、限られた期間内に連結会計システム上での会社・組織関連の各種マスタ更新や、新組織への仕訳付替などの対応が必要となるが、事業連結オプションでは、各種マスタのメンテナンスや新組織への仕訳の付け替えを支援する機能を備え、大規模な事業再編・組織再編時のシステムメンテナンス負荷を軽減するとのこと。

 さらに、事業別の連結業務を行うにあたっては、複数の担当者が同時にシステムにアクセスし、各自の担当会社や担当機能を更新する運用にも耐えうる仕組みが必要となる。事業連結オプションでは、この運用をストレスなく実現するデータモデル・権限管理・排他制御・レポート機能を搭載し、複数の担当者が同時に事業の業績管理に必要なデータを作成・活用できるとしている。