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日商エレ、Neat社のZoom向けビデオ会議デバイスを販売 まずはバータイプの一体型ハードウェア「Neat Bar」から

Neat Bar

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は10日、Zoom Rooms向けビデオ会議用デバイスを提供する英Neat frame Limited(以下、Neat)と販売代理店契約を締結し、同日より、同社製品の販売を開始すると発表した。

 Neatは、Zoom Rooms体験の向上を目的として、Zoomの一部出資により2018年に設立された企業で、マイク、カメラ、スピーカー、PCが含まれた一体型端末「Neat Bar」などの製品を提供している。

 このNeat Barは、最大10人程度の小~中規模ミーティングスペースでの利用に適しており、Zoom Roomsがはじめからインストールされているため、箱から本体を出して電源とネットワークに接続し、アクティベーションすればすぐに利用開始できるという。

 本体には、5つのマイク(エンドファイアアレイ)と3つのセンサーマイクを搭載。高度なビームフォーミング機能により、参加者の声をしっかりとピックアップするとともに、画角の外の不要な音はシャットアウトしてくれる。

 またNeat Audio Processing技術によって、ほかの人が話していたり、周りの雑音によって声が不明瞭になったり、ミュートされたりするといったダブルトークの問題を排除し、会話をより自然なものにするとのこと。

 カメラは、4Kを超える1200万画素の解像度を備え、120°の広角対応により、狭い部屋でも参加者全体を写せるという。加えて、自動で最適な画角に調整するオートフレーミング機能も搭載している。

 さらに、Neat Barのコントローラーやスケジューラーとして利用できるNeat Padが付属。Neat BarとNeat Padは自動的にペアリングされるので、難しい設定や構築はなく、誰でも簡単にセットアップできる。

 価格は、Neat BarとNeat Padのセットで29万8000円(税別)。

 日商エレでは、まずNeat Barを販売するが、65型ディスプレイとの一体型端末「Neat Board」も12月中に販売開始する予定。なお、顧客向けデモ環境として、日商エレの主要拠点(北海道、東京、愛知、大阪、広島)にNeat Bar、さらに東京と大阪にはNeat Boardを設置しているとのことだ。