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SansanとPHONE APPLIが提携、それぞれの情報を相互に確認できる連携機能を提供へ

 Sansan株式会社と株式会社PHONE APPLIは8日、業務提携し、Sansanのクラウド名刺管理サービス「Sansan」と、PHONE APPLIのWeb電話帳アプリケーション「PHONE APPLI PEOPLE(旧称:連絡とれるくん)」に関して、両社の営業活動における相互連携と、サービスの機能開発における連携を行うと発表した。

 クラウド名刺管理サービス「Sansan」では、蓄積されたデータベースを外部サービスと連携させることが可能なほか、名刺データとあらゆる情報を連携させて新たな価値を生み出すSansan Plus構想や、コロナ禍でオンラインへと移行する働き方においても、これまでと変わらずに名刺交換を行える「オンライン名刺」機能を提供している。

 一方の「PHONE APPLI PEOPLE」は、社内・社外の連絡先情報やコミュニケーションツールを一元管理し、連絡先を一つにまとめたWeb電話帳クラウドサービスで、組織のコミュニケーションの活性化と効率化に貢献するとのこと。

 両社では、クラウド名刺管理サービスとWeb電話帳アプリケーションという近接した製品同士が連携することにより、より強固なユーザーメリットが提供できること、またユーザーのデジタルトランスフォーメーション(DX)や、それを元にした働き方変革の後押しができることから、今回の業務提携に至ったと経緯を説明している。

 今後は、営業活動において相互に連携するほか、機能開発における情報共有を行っていくとしており、「Sansan」と「PHONE APPLI PEOPLE」との相互データ連携機能を開発・提供する。

 なお、「Sansan」から「PHONE APPLI PEOPLE」に登録した電話帳機能を参照できる機能は、12月8日に提供開始する。「Sansan」と「PHONE APPLI PEOPLE」が連携すると、「Sansan」のスマートフォンアプリケーションに「社内電話帳」アイコンが表示され、ユーザーがそのアイコンをタップすると、「PHONE APPLI PEOPLE」のアプリが立ち上がり、そこに登録されている自社内の同僚の連絡一覧を参照・活用できるとした。

 「PHONE APPLI PEOPLE」では、社員の名前、電話番号に加えて、所属先(企業名、部署、グループ、役職)、メールアドレス、住所、FAX番号等を登録できるため、より充実した社内連絡帳の構築が可能になる。

 さらに、充実したKnow Who機能により、その同僚のスキルや資格、職務経歴を確認し、社内で利用しているコミュニケーションツールや居場所情報を確認して、電話に限らず、最適な方法でコンタクトを取れるようになるとした。

 また「PHONE APPLI PEOPLE」から「Sansan」の名刺情報を参照できる機能は、12月25日の提供を予定するとのこと。こちらの連携機能では、「PHONE APPLI PEOPLE」の社内電話帳の同僚詳細画面から、「Sansan」のアプリにアクセス可能となる予定だ。