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NTT ComがPhone Appliの株式を取得、企業のコミュニケーション支援体制を強化

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は8日、株式会社Phone Appliの経営陣を含む一部株主と、株式取得に関する契約を締結したと発表した。今後、Phone Appliの株式取得を進めて連結子会社にする予定だが、Phone Appliの経営は、現経営陣が引き続き執行するとしている。

 Phone Appliは、クラウド電話帳サービス「連絡とれるくん」を基軸に、コミュニケーション機能を起点にした顧客の「働き方改革」を支援している企業。クラウド電話帳サービスとは、社員や取引先の連絡先情報をクラウド上で一括管理するアプリケーションで、端末内ではなく外部のセキュアなクラウド環境に情報が保存されているため、PCやスマートフォンなどから、場所を選ばずにアクセスすることができる。

 また、単独で利用するのはもちろんのこと、企業内利用が進んでいるビジネスチャットなどのコミュニケーションツールや、名刺管理サービス、グループウェア、SFA(営業支援ツール)などのクラウドサービスと組み合わせることにより、企業におけるコミュニケーションを革新するための、「コミュニケーション・ポータル」としても活用が進んでいるとのこと。

 NTT Comでは、ユニファイドコミュニケーション(UC)ソリューションの「Arcstar UCaaS」やクラウドPBX「Arcstar Smart PBX」などの音声系サービスと、Phone Appliのクラウド電話帳サービスを活用したソリューションをすでに展開している。

 さらに今後は、音声系サービスに加えてPhone Appliを中心としたコミュニケーションツールやクラウドサービスとのコラボレーションを実現することで、コミュニケーションの活性化や「働き方改革」を実現するソリューションの提供力を強化していく考えだ。