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富士通クラウドテクノロジーズ、ニフクラのフラグシップモデル「Type-h」に4種類のサーバータイプを追加

32vCPU、512GBメモリのサーバータイプも用意

 富士通クラウドテクノロジーズ株式会社は8日、パブリッククラウドサービス「ニフクラ」において、サーバープラン「Type-h」を拡充すると発表した。CPU性能やメモリサイズを増強したサーバータイプ「olarge256」「olarge384」「olarge512」「slarge128」を同日より提供開始する。

 「ニフクラ」および「FJcloud-V」では、利用者の要件にあわせて3つのサーバープランを提供しているが、その中でも「Type-h」は、高性能なCPUやネットワークを特長とするフラグシップモデルとなっており、高い処理性能を必要とするシステムの基盤として利用されているという。

 今回新たに提供開始する4つのサーバータイプは、「Type-h」においてさらに多くのCPUリソースやメモリを必要とする利用者向けのもの。「slarge128」は28vCPU、残りの3つは32vCPUで、メモリサイズを、これまでの最大サイズの倍となる512GBに拡張したサーバータイプ「olarge512」も用意され、応答時間が重要なアプリケーションで昨今活用が進んできたインメモリデータベースでも利用しやすくなったとのこと。

 また、クラウド上で扱われるデータ量の増加に伴って、それらに対する複雑な分析処理やAI(人工知能)を活用したサービスなど、これまで以上の高負荷ワークロードを処理できるCPU性能が求められてきており、「ニフクラ」では今後も、サービス開始当初からの特長である高性能なサーバーラインアップで、新たな需要にも応え続けていくとしている。

 なお、「olarge256」「olarge384」「olarge512」はeast-13、「slarge128」は、east-11/east-12/east-13/east-41/west-11/west-13の各リージョンで利用可能だ。価格例(税別)は、「slarge128」の月額課金が33万4000円、「olarge512」の月額課金が77万5000円。各サーバータイプとも、従量課金も用意されている。