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富士通がマネージドセキュリティサービスを刷新、SOAR技術を利用してセキュリティ運用を自動化

 富士通株式会社は30日、これまで提供してきた「グローバルマネージドセキュリティサービス」を刷新し、ハイブリッドIT環境において最適なセキュリティ運用を支援する「FUJITSU Security Solution インテリジェンスマネージドセキュリティサービス」(以下、インテリジェンスマネージドセキュリティサービス)として、同日より販売開始すると発表した。

 「インテリジェンスマネージドセキュリティサービス」は、利用企業の業務システムやクラウド、ネットワーク、セキュリティ機器、PCで発生するアラート/インシデントを集約し、統合的にセキュリティの監視・運用を行うサービス。今回は新たに、富士通のSecurity Operation Center(SOC)においてSOAR(Security Orchestration Automation and Response)の技術を活用し、24時間365日態勢で、外部からの情報収集および調査、サイバー攻撃の分析などのセキュリティ運用を自動化する。

 これにより、インシデントが発生してから利用企業による初動対応までにかかる時間を、約9割短縮できるという。

 また「高度脅威分析センター」において、富士通のグローバル拠点で蓄積されたサイバー攻撃などの傾向や対応ノウハウに基づき、セキュリティアナリストがインシデント対応を支援することにより、利用企業の運用負荷を軽減するとのこと。

 また今後は、富士通の「FUJITSU Hybrid IT Service」のネットワーク基盤である「Digital enhanced EXchange(DEX)」と接続し、ネットワークから富士通のクラウドやデータセンターに至るセキュリティ運用を、よりシームレスに実現するとしている。

 なおサービスは、利用企業のニーズにあわせ、フルアウトソース型もしくはOperation as a Service(OaaS)型の柔軟な形態で提供するとした。価格(税別)は、月額費用が90万円から、初期費用が174万円から。