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クラウド会計ソフトfreeeの「プロフェッショナルプラン」を強化、申請承認機能が利用可能に

 freee株式会社は25日、2021年1月12日から、クラウド会計ソフト「freee」(以下、会計freee)の法人向けプラン「プロフェッショナルプラン」を強化すると発表した。従来は、より上位の「エンタープライズプラン」で提供していた申請承認機能「汎用ワークフロー」を利用可能としている。

 会計freeeではこれまで、各種申請や支払い依頼、請求書承認などの申請承認機能「汎用ワークフロー」を、上場企業・上場準備企業を対象とした内部統制機能として、エンタープライズプランに限定して提供していた。

 しかし昨今のコロナ禍環境下において、スモールビジネスのバックオフィスにおいても、申請・承認に関連した紙や印鑑を廃止し、経理、従業員を含む全社効率化やリモートワーク体制の構築を支援することが重要であると考え、プロフェッショナルプランへの機能追加を決定したとのこと。

 具体的には、「出張申請」「交際費申請」「稟議(りんぎ)書」「購買申請」「押印申請」「契約申請」等の各種申請に関して、独自の申請フォームを作成し、申請から承認のフローを行える「各種申請機能」が追加される。

 また、各部署のメンバーが請求書を受け取ってから、承認者の承認を受けて支払うまでのフローを会計freee上で行える「支払依頼機能」と、「見積書」「納品書」「請求書」「発注書」の作成後、承認者の承認を得てから初めて発行できるようにするフロー構築を可能とする「見積書・納品書・請求書・発注書作成の承認機能」も利用可能となった。

 このほか、すべてのワークフロー機能で最大2段階(例:申請者→承認者1→承認者2)の経路を設定でき、取引登録後においても仕訳承認が可能な「汎用ワークフロー・会計一体型の多段階承認機能」も搭載されている。これらの機能により、シンプルかつ強固な統制を実現できるとのことだ。

 プロフェッショナルプランの価格は従来と変更なく、月額4万7760円(税別)から。年額払いの場合は月額3万9800円(税別)からとなる。