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freee、宝印刷と会計データAPI連携を開始、IPO準備企業や上場企業の開示書類作成業務を自動化

 freee株式会社は28日、「クラウド会計ソフトfreee」(以下、会計freee)で作成された残高試算表データと、宝印刷株式会社の開示書類自動作成システム「X-Smart.Advance」および「X-Smart.Basic」(以下、X-Smart.Advance/Basic)とのAPI連携を3月に開始すると発表した。

 連携により、IPO準備企業や上場企業における開示業務で必要とされる有価証券報告書、決算短信、会社法計算書類、社内報告用資料などの貸借対照表・損益計算書が自動作成され、業務効率化が可能となる。

 会計freeeで残高試算表の作成処理を完了したのち、X-Smart.Advance/Basicから会計freeeの外部連携用APIを実行し、HTTPS通信により処理データを自動取得する。X-Smart.Advance/Basicのデータベースへの登録・集計処理が自動実行されることで、有価証券報告書、決算短信、会社法計算書類、社内報告用資料等の貸借対照表・損益計算書が自動作成される。

 従来、手動でExcelファイルを介して行っていた連携作業が削減されることにより、顧客の業務効率性を高めるとともに、ミス発生リスクとなる手作業やExcelの排除による内部統制面の強化も期待できるとしている。