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KDDIのクラウドサービス「KCPS」、インスタンス単位で利用可能なバックアップオプションを提供

 KDDI株式会社は、キャリアグレードの信頼性を備えたクラウド基盤サービス「KDDIクラウドプラットフォームサービス(KCPS)」のオプションサービスとして、バックアップ機能「KCPS バックアップオプション」を、12月14日から提供開始すると発表した。仮想サーバーや物理サーバー1台から月額料金で利用できる。

 「KCPS バックアップオプション」は、米Veeam Softwareのソフトウェア「Veeam Backup & Replication」を利用して、既存のオンプレミス環境からKCPSへのデータ移行と、複数のサーバーやストレージへのバックアップ機能を、インスタンス単位で利用できるようにするもの。仮想サーバー・物理サーバー単位、かつ月額料金にて提供されるため、使いたい時に使いたい台数分のソフトウェアを利用可能という。

 また、KCPS上にてデータバックアップ・復元を実現できるのみならず、利用企業の環境からKCPSへのデータ移行ツールとして利用することも可能だ。

 なお、KDDIが11月末に提供予定のクラウドストレージサービス「Zadara Cloud Storage」は、同オプションとの互換性を認定するVeeam Readyを取得しており、クラウドバックアップの保存先として利用できるとした。

 1インスタンスあたりの価格(税別)は、エージェントレスでのバックアップ/レプリケーション、ファイル単位での復元などの標準的なバックアップ機能を提供する「Standard」プランが月額700円。

 さらに、SureBackupやSureReplicaなど、VMに対して自動テスト・検証などを行う機能や、Web UIからのリストアといった運用管理負荷を軽減する機能も利用可能な「Enterprise Plus」が月額2300円となっている。