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KDDI、「KDDIクラウドプラットフォームサービス」でサーバー監視オプションを提供

 KDDI株式会社は26日、法人向けクラウド基盤サービス「KDDIクラウドプラットフォームサービス(以下、KCPS)」について、運用オプションとなる「マネージドオプション」の提供を開始した。第一弾として、KDDIの運用ノウハウを盛り込んだ監視設定内容を自動化ツールとして提供する「Basic」を開始した。

 KDDIでは、これまで、監視・運用サービス導入時は、監視設定を手動で設定する必要があり、システムごとに適切な監視設定が異なるため、最適な監視設定にするスキルが必要とされると説明。Basicでは、これらを自動的に行うツールを提供する。

サービス概要

 KCPSの「Admin Console(顧客用管理コンソール)」から、ユーザーがシステム用途を選択し、ボタンを数クリックするだけで、KCPSと連携している株式会社はてなの監視サービス「Mackerel」へ自動的に設定が完了し、監視が開始される。監視設定の内容は、KDDIがキャリア運用で培ったオリジナルの監視設定となっており、死活監視、リソース監視、ログ監視が利用可能。また、プロセス監視、サービス監視、ポート監視、URL外形監視についても、2017年度に自動化対応予定としている。

 Basicの料金は、仮想サーバー1台につき月額2500円(税別)。今後は、KDDIによる運用代行を行うサービスを「Professional」として、顧客のニーズの高い機能から順次提供するとしている。