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富士通SSL、社内ネットワークの脅威を可視化するNDRソリューション「Vectra AI」を提供開始

 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は5日、Vectra Japan株式会社(以下、Vectra)のNetwork Detection and Response(NDR)製品「Vectra AI」を販売開始した。

 NDRは、侵入されることを前提としたインシデントの早期検出と、ネットワーク上での影響範囲を網羅的に可視化し、迅速な対処を実現するソリューション。

 Vectra AIは、対象ネットワークのトラフィックを採取・分析し、内部に侵入した脅威を、俯瞰(ふかん)的に可視化するアプライアンス型のNDR製品。教師データを用いたAI学習(グローバルラーニング)と、教師データを用いないAI学習(ローカルラーニング)を用い、相関分析を行うことで、過検知を最小限にとどめ、精度の高い検知を実現した。

 また、膨大なアラート情報の中から、発生している脅威の内容を分析し、Vectra AIが対処の優先順位付けを実施。攻撃の詳細については、シンプルで分かりやすいダッシュボードに表示することで、インシデントを早期解決に導く。

 導入についても、社内ネットワーク上のPCや、データセンターのサーバーへのエージェントは不要。Vectra AIをネットワーク上に設置するだけで導入できる。

 販売価格は個別見積もり(1000万円から)。富士通SSLでは、3年間で8億円の販売を目標とする。