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ネットワークに侵入した高度な脅威を検出――、マクニカネットワークスが米Vectra AIのNDR製品を販売

 マクニカネットワークス株式会社は12日、Network Detection and Response(NDR)製品を提供する米Vectra AIと販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、同社の「Cognito platform」を販売開始する。

 NDRとは、ネットワーク内部に潜む脅威を迅速に検知するためのソリューション。侵入されてしまうことを前提としており、環境内のネットワークトラフィックを常時監視することによって、内部に侵入してしまった脅威を迅速に検知できるようにしている。

 Vectra AIのNDR製品は、ネットワークを俯瞰(ふかん)的にとらえ、内部に侵入した脅威を可視化・検知することに重点を置いているとのことで、IPアドレスは保有しているものの、プラットフォームの問題からセキュリティ対策が不十分なネットワークに接続しているデバイス、例えばIoTデバイス、IP電話、プリンタ、検証環境などを含めた、さまざまなデバイスの検知・可視化が可能になるとした。

 同社製品で検知されたデバイスは、分かりやすく可視化されるほか、どのアラートに焦点を当てるべきかを案内してくれる点も特長。また、AI学習やグローバル/ローカルラーニングの技術を用いて、品質の高い検知精度を提供し続けられるとしている。

Vectra AI製品のGUI

 今回、マクニカネットワークスでは、ネットワーク全体の分析を実施するアプライアンス型の「X29」「X80」を提供するが、未知の高度な攻撃を検知する「Cognito Detect」、クラウド上での詳細解析を可能にする「Cognito Recall」、SIEMとの連携に使用する「Cognito Stream」の各サブスクリプションライセンスが用意されており、目的に応じて利用するライセンスを選択できるとのことだ。