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テクマトリックス、企業ネットワークに侵入した脅威を検知する米Vectra AIのNDR製品を販売

 テクマトリックス株式会社は28日、米Vectra AIの次世代ネットワーク型AIセキュリティ「Vectra AI『Cognito Platform』」の販売を開始すると発表した。

 Vectra AI「Cognito Platform」は、AIによる高度な脅威を検出するセキュリティプラットフォームで、企業ネットワークへの脅威を検知・対処するNDR(Network Detection and Response)製品として、企業のセキュリティ対策をネットワークの出入り口防御ではなく、ネットワーク全体を俯瞰(ふかん)的に捉え、内部に侵入した隠れた脅威を可視化する。

 ネットワークトラフィックを可視化する独自AIは、約60種類の攻撃検知アルゴリズムを採用し、サイバーキルチェーンの各段階におけるネットワークの動作を識別、攻撃テクニックの特徴を見つけ出し、攻撃を検知する。

 テクマトリックスでは、高度なサイバー攻撃に対して、従来の境界型のセキュリティ対策やアンチウイルスだけでは攻撃を防ぐことが難しくなっていると説明。Vectra AI Cognito Platformを導入することで、ネットワークトラフィックを俯瞰的に可視化し、独自のAIにより脅威を迅速に検知するとともに、インシデント調査工数を大幅に削減できるとしている。

 テクマトリックスでは、これまでのセキュリティ製品販売で培ったノウハウと顧客基盤を生かし、3年間で10億円のVectra AIの販売を目標とする。