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ソリトンの認証アプライアンス「NetAttest EPS」、Chromebookへの証明書配布が可能に

 株式会社ソリトンシステムズ(ソリトン)は26日、無線LAN接続のための認証アプライアンス「NetAttest EPS」において、Chromebookに電子証明書を配布する機能を開発したと発表した。同機能を搭載した新版を、10月26日より提供開始する。

 NetAttest EPSは、パスワードやMACアドレスによる認証はもちろん、電子証明書を用いた認証方式まで、幅広く対応可能なオールインワン認証アプライアンス。認証サーバーに必要な機能を1台に搭載しており、認証情報の登録管理から、冗長化、バックアップ/リストアなどのシステム設定運用まで、すべて日本語GUIから容易に行えるという。

 一方のChromebookは、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」において、児童生徒1人1台端末の有力な候補として注目され、多くの学校で採用されつつあるとのことで、今回はNetAttest EPSにおいて、Chromebookへの対応が行われた。

 これによって、Chromebookへの電子証明書の配布を安全かつ効率的に行えるようになっており、電子証明書を配布されたChromebookは、正しい端末として無線LANを利用できる一方で、その他の端末は不適切な端末として排除する、といったことができる。

 また、いままでは特に困難だった、大量の共用端末への証明書配布も簡素な操作で完了できるとした。

 なお、今回提供を開始するChromebookへの電子証明書配布の仕組みは、奈良市教育委員会がいち早く評価し、本番環境で利用する約2万3000台のChromebook端末への配布を容易に実現しているとのことだ。