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ソリトンのIDaaS「Soliton OneGate」が強化、Wi-Fi/VPN認証もパスワードレスで利用可能に

FIDO2対応なども実施

 株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は21日、クラウド型ID認証サービス(IDaaS)「Soliton OneGate」の新版を同日より提供開始すると発表した。

 Soliton OneGateは、Office 365をはじめとしたさまざまなクラウドサービスへのシングルサインオン(SSO)機能とID管理機能を提供する、クラウド型のID認証サービス。ユーザーはSSOによってパスワードレスでクラウドサービスを利用できるほか、Active Directory(AD)によるユーザー認証を利用するため、クラウドサービス利用時の認証も強化されるという。

 今回は、まず、Soliton OneGateが発行したデジタル証明書によって、Wi-Fi/VPN認証を行えるようにした。利用企業のネットワークに、ゼロコンフィグでRADIUS認証が可能となる専用リピーター機を設置するだけで、パスワードレス・無線LAN認証が可能になるという。なお、この連携のため、ソリトンの認証アプライアンス「NetAttest EPS」のラインアップに、「NetAttet EPS-edge」が新たに追加されたとのこと。

 また2つ目の強化として、FIDO2認証をサポート。デジタル証明書+FIDO2生体認証という、利用者の負担少ない多要素認証が可能となった。

 さらに、パスワード認証が必要な複数のアプリケーションに対してSSOを行える、代理認証SSOアプリを新たに提供する。このアプリは既存システムを変更することなく利用できるほか、Webブラウザベースのアプリケーションからスマートフォンのネイティブアプリまで幅広くサポートしており、PCだけでなくスマホでもSSOが可能にするとしている。