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ソリトン、認証/DHCPサーバーアプライアンスの教育機関向けモデルを3月より提供
GIGAスクール構想第2期への対応を支援
2025年1月20日 10:00
株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は、教育機関向けネットワークアプライアンス「NetAttest GIGAスクールモデル」を、3月10日から提供開始すると発表した。GIGAスクール構想第2期に向けた製品で、認証アプライアンス「NetAttest EPS」、およびDHCPアプライアンス「NetAttest D3」をベースに、それぞれに専用価格を設定し、運用機能を強化した特別モデルとなっている。
「NetAttest GIGAスクールモデル」は、GIGAスクール構想第2期に向けたネットワークアプライアンス。NetAttestシリーズは、2019年度からのGIGAスクール構想第1期において全国400団体以上に採用されたが、今回の新モデルでは、従来の強みはそのままに、処理性能と信頼性を向上させたハードウェアを採用したほか、クラウド型統合管理サービス「リモート管理サービス」に対応し、多数の学校に分散設置されたNetAttest機器を効率的に管理できるようにしている。
そのうち「NetAttest EPS GIGAスクールモデル」は、無線LANアクセスポイントなどのネットワーク機器と連携し、学習ネットワークのセキュリティを強化するアプライアンス。デジタル証明書による認証を行い、不適切な端末のネットワーク侵入を確実に防止するという。また、認証に必要なデジタル証明書の発行から、Chromebookを含めた端末への効率的な配布までをオールインワンで提供し、高い安全性と運用の簡素化を実現するとした。
なおソリトンによれば、GIGAスクール構想第1期では、不正アクセス対策としてMACアドレス認証が採用されるケースが多く見られたものの、MACアドレスは偽装や改ざんが容易であり、また情報の収集や管理に手間がかかるといった課題を抱えていたとのこと。しかし、デジタル証明書による認証環境であれば、こうしたセキュリティリスクと運用負担を解消し、より安全で効率的なネットワーク運用を可能にするとアピールしている。
一方の「NetAttest D3 GIGAスクールモデル」は、児童・生徒が使用する端末のネットワーク接続設定を配布するためのアプライアンス。DHCPサービスを高速かつ安定的に提供し、端末に必要な設定情報を自動的に割り当ててくれるという。また、DHCPサービスに特化した専用設計により、高い処理性能と柔軟な冗長構成が可能。さらに、さまざまな運用サポート機能により、学校現場における安定したネットワーク運用を支援できるとしている。