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アシスト、動画管理クラウドサービス「Panopto」を販売 企業内での動画活用を支援

 株式会社アシストは3日、「IoK(Internet of Knowledge)構想」に基づくソリューションの第1弾として、米Panopto(パノプト)のエンタープライズ動画管理基盤「Panopto」を同日より販売開始すると発表した。

 Panoptoは、動画の作成、編集、共有を容易に行える動画管理ソリューション。専門家でなくとも直感的な操作で簡単に動画を作成でき、録画ボタンを押すだけで、プレゼンテーションや画面操作の動画ファイルが自動生成されるだけでなく、音声認識によりキャプションを自動生成できる。また、カット、チャプタ設定、クイズの挿入など、動画編集に必要な操作をWebブラウザ上で簡単に実施できるとした。

 また、キャプションや資料内の文字を含めた高度な検索機能を搭載。さらに、プレゼンテーションをライブ配信し、視聴者と相互にコミュニケーションすることも可能で、ストリーミング配信中でも最初から再生できるライブDVR機能も備えている。

 一方、管理者向けの管理機能としては、フォルダ構造を作成でき、フォルダ、動画コンテンツ単位で管理者や参照権限の設定が可能。フォルダに対してはロゴや配色を統一したブランド管理ができるなど、ガバナンスを利かせた状態で動画を効率的に管理できる。さらに、任意のタイミングでの動画公開、保管期間の設定、視聴されていない動画の自動削除なども行えるとのこと。

 このほか、動画コンテンツの視聴者や視聴日時、視聴の完了率(どこまで視聴したか)などを管理でき、ダッシュボード機能で視聴統計の確認を行えるという。

 この「Panopto」は、Amazon Web Services(AWS)上で稼働するSaaSとして、年間サブスクリプション形式で提供され、価格例は、ユーザー数(利用者数)1000名までのスタートモデルで年間470万円(税別)。すべてのユーザーが動画の作成を行え、どんなに動画を作成してもストレージフリーで利用できる。

 なおアシストでは7月22日に、知識と人とをつなぐIoK構想を発表しているが、この中で、単純なテキストと比べて豊富な情報量を持ち、記憶への定着が2倍以上と言われる動画の活用に着目。今後、動画による知識の共有が新しいコミュニケーション手段として重要となると考え、企業における動画活用を支援する手段として「Panopto」を選択したとのこと。

 アシストでは自ら、「Panopto」の全社導入を決定しており、7月より同製品の活用を開始。こうして、社内で蓄積されたノウハウや経験を知識として集約し、今後は、Panoptoの活用方法にとどまらず、顧客企業の変革を支援するための各種メニューを順次リリースするとしている。