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BBIX、TOHKnetとQTnetのデータセンター内に「BBIX仙台センター」「BBIX福岡センター」を開設

 BBIX株式会社は1日、東北インテリジェント通信株式会社(以下、TOHKnet)の「仙台中央データセンター」内に「BBIX仙台センター」を、株式会社QTnetの「QTnet福岡第3データセンター」内に「BBIX福岡センター」をそれぞれ開設し、2020年10月からIXサービス「IXコネクトサービスLite」を提供すると発表した。

 仙台センターは、最新の災害対策と信頼性の高い電源環境を有するTOHKnetの仙台中央データセンターに開設することで、東北エリアのコンテンツ事業者やインターネット接続事業者などが容易に安定してBBIXのサービスを利用できる。

 また、東日本大震災から9年が経過し、これまで東北ではさまざまな分野で復旧・復興に向けた取り組みが進められてきており、復興を契機に地域が抱える課題を克服して「新しい東北」が創造されていく中、BBIXは仙台センターで提供するIXサービスを通して、東北の持続的な活力に結び付けていけるよう寄与していくとしている。

 福岡センターについては、低い災害リスクと高い利便性の両方を兼ね備えた九州の中核都市である福岡市に開設することで、九州エリアのコンテンツ事業者やインターネット接続事業者などが容易に安定してBBIXのサービスを利用できる。

 提供するIXコネクトサービスLiteは、大手コンテンツ事業者やインターネット接続事業者、教育機関、企業などを対象に、サービスを利用する顧客間のトラフィックを交換する相互接続ポイントを提供するサービス。対応インターフェイスは1G/10G/100Gイーサネット。付加サービスは、リンクアグリゲーションサービス、ルートサーバオプション、Private VLANオプション。料金については要問い合わせ。

 BBIXでは、インターネットトラフィックは近年の継続した増加に加え、在宅勤務や在宅授業など行動様式の変化により増大しており、こうした需要への対応は地域のインターネット接続事業者の大きな課題となっていると説明。東京や大阪などの都市に集中するインターネット基盤を地方都市に分散し、提供するIXサービスを通して、各地域における効率的・安定的なインターネット通信の提供に寄与していくとしている。