ニュース

BBIX、ColtとSCSKのデータセンター、ソフトバンク主要局舎の計4カ所にIX接続拠点を開設

 インターネットエクスチェンジ(IX)事業を行うBBIX株式会社は17日、 Coltテクノロジーサービス株式会社(以下、Colt)が運営する「東京塩浜データセンター」(東京都江東区)内に「BBIX 東京第8センター」を、「印西データセンター」(千葉県印西市)内に「BBIX 東京第9センター」をそれぞれ開設し、6月からIXサービスを提供すると発表した。

 また、SCSK株式会社が運営するデータセンター「netXDC千葉センター」(千葉県印西市)内に「BBIX 東京第10センター」を、ソフトバンク株式会社の主要局舎である「ソフトバンク千葉ビル」(千葉県印西市)内に「BBIX 東京第11センター」をそれぞれ開設し、同様に6月からIXサービスを提供することも発表した。

 それぞれのセンターでは、国内外の大手コンテンツ事業者やインターネット接続事業者に対して、円滑かつ安定的なデータトラフィック交換を実現する相互接続サービス「IXコネクトサービス」を提供する。BBIXが東京都内で運営する各拠点や「BBIX 沖縄センター」に接続する国内外約190社のBBIXのIXサービス利用者とトラフィック交換が可能で、さらにアジア地域内において国際間接続を可能にする「Smart IX サービス」を通して、香港やシンガポールのインターネット接続事業者などに直接接続できる。

 Coltの東京塩浜データセンターは、多くの通信事業者が接続し、利用している都心型のデータセンターで、BBIXのIXコネクトサービスの展開により、データセンターの利用者により多くの選択肢を提供できるとしている。

 Coltの印西データセンター、SCSKのnetXDC 千葉センター、ソフトバンクのソフトバンク千葉ビルが所在する、印西地域をはじめとした千葉ニュータウンエリアは、数多くの郊外型データセンターが集まっており、全国でも有数のサーバーファームの集積地となっていると説明。ただし、現状では都心と比較した場合、インターネット接続回線の選択肢が少ないなど接続性は高くなく、BBIXのIXコネクトサービスを通してより低遅延で高品質なIXサービスを提供するとしている。