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NTTデータGSL、SAP ERP移行支援の対象クラウドにMicrosoft Azureを追加

 株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ(以下、NTTデータGSL)は15日、SAP ERPシステムをAzureのクラウド環境へマイグレーションするサービス「Virtual to Cloud Migration for Azure」を提供開始すると発表した。大規模なSAP ERPシステムでも、1日~数日という短期間で移行完了できるという。

 このサービスは、オンプレミスの仮想環境で使用しているSAP ERPシステムを、Microsoft Azureのクラウド環境へ移行するもの。Zerto Japanの仮想レプリケーション技術「Zerto Virtual Replication」を利用することで、仮想化されたサーバーの複製をオンラインで簡単に行えるため、既存ERPシステムの運用を止めることなく、ほぼリアルタイムで移行可能という。

 なおNTTデータGSLは、2016年10月にZerto Japanと、SAP ERPシステムに関する協業を開始しており、すでに、Amazon Web Services(AWS)やIIJ GIOへのマイグレーションサービスを提供してきた。その後、2016年11月に「Zerto Virtual Replication」がMicrosoft Azureをサポートしたことを受け、移行環境を拡大したもので、これにより、移行に関するユーザーの選択肢を広げたとしている。