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富士ゼロックス、SMB向けネットワークアウトソーシングをリニューアル クラウドへのVPN接続などに対応

 富士ゼロックス株式会社は27日、セキュアなネットワーク環境の構築と運用管理を包括的に支援する、中小企業向けネットワークアウトソーシングサービス「beat」の最上位サービス「beat/basicサービス」をリニューアルすると発表した。

 「beat」は、セキュアなネットワーク環境の構築と運用管理を包括的に支援する、中小企業向けのネットワークアウトソーシングサービス。その最上位である「beat/basicサービス」では、オフィス環境などにセキュリティ機能などを備えた専用ハードウェア「beat-box」を提供し、回線状況や機器の稼働状況をNOC(ネットワークオペレーションセンター)から24時間365日態勢でリモート監視するとともに、セキュリティ機能の自動アップデートや故障時の修理対応などを行ってきた。

 今回は同サービスをリニューアルし、クラウド活用を促進するサービスとして提供するという。具体的には、従来主流だったPPPoE方式よりも帯域幅が広いIPoE方式に標準対応し、アクセスが集中する時間帯でも安定した通信品質を提供可能とした。また、Windows Update専用の通信経路を設けるオプションサービスを用意しており、通信負荷のかかるプログラム更新時でも、業務に支障をきたすことなく、快適なネットワーク環境を構築できるとのこと。

 さらに、社内ネットワークとクラウドサービスをVPN接続することで、クラウド環境を安全に利用できる機能を搭載した。まずはAmazon Web Services(AWS)に対応し、順次対応サービスを拡充するとしている。

 価格(税別)は、標準で100ユーザーまで利用できる基本サービスが月額1万9800円。複数拠点をVPN接続し、広域ネットワークを構築するオプションサービス「beat 複数拠点接続 サービス」が月額8000円。beat/basic サービス(ハブ拠点)にVPN接続し、スター型の広域ネットワークを構築する「beat/branch サービス」が月額1万3800円、などとなっている。また利用開始にあたっては、有償の初期設置作業が別途必要となる。