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SBクラウド、日本と海外のデータセンターをセキュアに接続する「Express Connect」

Equinix Cloud Exchangeなどとの連携で

 SBクラウド株式会社は18日、日本と海外のデータセンター間において、セキュアで安定した通信を実現するサービス「Express Connect」を発表した。

 SBクラウドはソフトバンク株式会社と中国アリババグループの合弁会社で、パブリッククラウドサービス「Alibaba Cloud」をパッケージ化し、日本市場向けの提供を行っている。

 今回提供するExpress Connectでは、SBクラウドの国内データセンターと、エクイニクスのInternational Business Exchange(IBX)データセンターを介して提供されるクラウド接続サービス「Equinix Cloud Exchange」、および米Packet Hostのベアメタルクラウドサービスを相互接続するという。

 エクイニクスのEquinix Cloud Exchangeは、インターネットを介さずにパブリッククラウド、あるいは企業のプライベートクラウドへ直接接続する相互接続サービス。Express Connect経由で、SBクラウドの日本国内データセンターに対しても、セキュアで高速なアクセスが可能になるという。またEquinix Cloud Exchangeは世界21都市で展開されており、Alibaba Cloudの海外データセンターにおいても相互接続が可能とした。

 さらに、SBクラウドの国内データセンターとPacket Hostのベアメタルクラウドサービスとの相互接続により、Alibaba Cloudの仮想サーバーサービスと、Packet Hostのベアメタル環境を同時に利用可能な環境を構築できるとのこと。

 なお、メニューとしては、Equinix Cloud ExchangeやPacket Hostのベアメタルクラウドと接続する「ダイレクト・アクセス」サービスと、SDNアーキテクチャや独自スイッチ仮想化技術による専用ネットワークで、SBクラウドの国内データセンターとAlibaba Cloudの各国データセンターを接続する「VPCコネクション」サービスが用意される。

 Alibaba Cloudのデータセンターは、当初は中国(杭州、上海、北京、深セン、香港)、米国(西部、東部)、シンガポールに対応。ドイツ、豪州、アラブ首長国連邦(ドバイ首長国)のデータセンターへも順次接続を予定している。