日立ソリューションズ、Dynamics 365向けの「グローバル製造業向けテンプレート」を強化

　株式会社日立ソリューションズは13日、「グローバル製造業向けテンプレート for Microsoft Dynamics 365」において、3製品を機能強化し、4月14日より販売開始すると発表した。

　日立ソリューションズでは、日系企業特有の業務に対応する機能をサポートし、グローバルに展開する製造業の生産性向上を図ることで、製造コストの最適化と経営効率向上を支援するテンプレート「グローバル製造業向けテンプレート for Microsoft Dynamics 365」を提供している。

　今回は、同テンプレートに含まれる3製品の機能強化を実施した。まず「グローバル製造業向け会計テンプレート for Microsoft Dynamics 365」において、汎用データ出力と国内の債権・債務の相殺処理をサポート。債権・債務データや在庫データに関するさまざまな条件を事前にシステム上にて定義することにより、汎用データをExcelファイルとして出力できるようにした。

　さらに、日本特有の商習慣である、取引先が顧客かつ仕入れ先である場合、未決済の債権と債務を指定して相殺することで、回収・支払いの手間を軽減する機能を追加し、迅速な会計管理を支援するとのこと。

　また「グローバル製造業向け原価管理テンプレート for Microsoft Dynamics 365」では、組織変更に伴って発生する原価部門や対象品目、原価要素の変更、数値の丸めルールについて、柔軟な設定を可能とする機能を追加した。

　加えて、上記2つのテンプレートと「グローバル製造業向けSCMテンプレート for Microsoft Dynamics 365」において、Dynamics 365の新版「Microsoft Dynamics 365 Finance Ver. 10」「Microsoft Dynamics 365 Supply Chain Management Ver. 10」に対応し、マイクロソフトが毎月行っているアップデート版をスムーズに利用できるようにしている。

　価格は、いずれも個別見積もり。