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表計算データグリッドコンポーネント「SPREAD for WPF」新版、グレープシティが提供

 グレープシティ株式会社は19日、Microsoft Excelのような外観と操作性を備えた、WPF向け表計算データグリッドコンポーネント「SPREAD for WPF」の新版「同 3.0J」を発表した。3月26日より販売を開始する。

 SPREADは、Excelのような外観と操作性を備えた表計算データグリッドコンポーネント。ソートやフィルタリングはもちろん、条件付き書式や数式などのインターフェイスを備えており、大量データの一覧表示が求められる業務アプリケーションの開発を支援するという。

 今回の新版では、自由度の高いレイアウトを実現する従来のグリッドコントロール「GcSpreadGrid」に加えて、Excelライクな機能を多く搭載するシートコントロール「GcSpreadSheet」を新たに追加した。

 GcSpreadSheetは、Excel互換を追求したスプレッドシートコントロールで、条件付き書式やセルの結合、書式設定、シートの保護、ウィンドウ枠の固定など、多くのExcel互換機能を搭載する。

 例えば、複数シートの使用をサポートし、シート間の数式参照やシートの保護などの機能を提供する「マルチシート」、スプレッドシートの行や列をグループ化し、表示/非表示を手軽に切り替えられるほか、「-」や「+」ボタンをクリックして、表を折りたたんだり展開したりできる「アウトライン表示」などを利用可能。

マルチシート
アウトライン表示

 さらに、Excelと同様の外観と操作性を持つフィルタリングや、ソート専用のドロップダウンリストの表示に対応し、ユーザーによる操作のほか、コーディングによるフィルタ/ソートもサポートしている。

 このほか、SPREADシリーズで人気の機能も搭載された。アプリケーション開発でよく利用されるボタンやコンボボックス、ドロップダウンカレンダーなどをセル上で実現したり、行ヘッダに複数列、あるいは列ヘッダに複数行を表示したりする機能などが利用できるとのこと。

 加えて、従来のGcSpreadGridコンポーネントも強化されており、利用できる数式の追加、数式候補値の表示対応などを行っている。

 価格は、1開発ライセンスが16万円(税別)。購入から1年間、テクニカルサポートとフリーアップグレードの利用が可能となる保守サービスが付属する。