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SaaSへのトラフィックを最適経路に切り替える「IIJクラウドプロキシ」、G Suite向けテンプレートを提供
運用管理の負荷を軽減しながら負荷分散を実現
2020年3月10日 12:08
株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は10日、各種クラウドサービスへのトラフィックを自動で経路制御する「IIJクラウドプロキシサービス」において、宛先リストテンプレートにGoogleのG Suiteを追加すると発表した。
IIJクラウドプロキシサービスは、Office 365などの各種クラウドサービスを利用する際に発生する大量のトラフィックを、IIJのクラウド上にあるプロキシサーバーを用いて、最適な経路に自動で振り分けるサービス。通信経路の振り分けルールを簡単に設定できるWeb管理画面を備えているほか、特定のSaaSの宛先URLをテンプレートとして提供している。
今回の機能拡充では、すでに対応していたOffice 365に加え、G Suiteの最新アドレス情報(FQDN)を自動的に取得し、宛先リストテンプレートとして提供できるようになった。
これにより、G Suiteのユーザーは、セッション数やトラフィックの増加によって生じるネットワーク機器の負荷分散を、アドレス情報の変更に伴う運用管理の手間なしで実現できるとのこと。
IIJクラウドプロキシサービスの価格は、初期費用が12万円から、月額費用が16万3000円から。
なお今回は同時に、IIJのクラウドサービスの販売ラインアップにG Suiteを追加し、「IIJクラウドサブスクリプションライセンス/G Suite」としてライセンス販売を開始することも発表された。こちらの価格は個別見積もり。