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IIJ、「VMware Cloud on AWS」のライセンス提供を開始 移行支援や構築・運用サポートにも対応

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は10日、VMwareと「マネージドサービスプロバイダー(MSP)」契約を締結し、同社のクラウドサービス「VMware Cloud on AWS」のライセンス提供を開始すると発表した。価格は個別見積もり。

 VMware Cloud on AWSは、Amazon Web Services(AWS)のベアメタル環境上で稼働するVMwareソフトウェアベースのクラウドサービス。IIJは、Office 365やAWSなど、各種クラウドのライセンスをオンラインで購入できる「IIJクラウドサブスクリプションライセンス」のラインアップにVMware Cloud on AWSを追加し、マネージドサービスプロバイダー(MSP)として「IIJクラウドサブスクリプションライセンス/VMware Cloud on AWS」を提供する。

 なおIIJは、VMwareの「クラウドプロバイダーパートナー」として、自社クラウド(IIJ GIO)でvSphereの仮想化基盤を2012年に提供開始して以来、現在までに国内および海外7カ国で運用している実績を持つ。

 今回もこうした実績を生かし、ユーザーサイトにあるVMware vSphereで構築された仮想環境をVMware Cloud on AWSへ拡張する際の移行支援や、構築・運用サポートにも対応するとのこと。

 具体的には、オンプレミスのvSphere環境からVMware Cloud on AWSへの移行に際して必要となる、環境調査、クラウド化提案、移行プランニング、テスト、移行作業などをトータルに支援。また、移行後の運用・保守サポートも24時間/365日体制で提供する。

 このほか、IIJのバックボーン上にユーザー専用のプライベートネットワークを構築する「IIJプライベートバックボーンサービス」を経由して、AWSの閉域網接続サービス「AWS Direct Connect」とつなぐことにより、安全かつ低遅延のハイブリッドクラウド環境を構築することも可能とした。

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