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リコー、複合機とkintoneアプリを連携させる「RICOH カンタンドキュメント活用for kintone」

スキャンした紙文書やFAXデータを簡単登録

 株式会社リコーは2日、サイボウズ株式会社は業務アプリ構築クラウド「kintone」とリコーの複合機を連携させ、企業における資料の管理・共有を効率化するソリューション「RICOH カンタンドキュメント活用for kintone」「RICOH カンタンドキュメント活用 for kintone(ファクス受信モデル)」を発表した。3月9日に発売する。

 「RICOH カンタンドキュメント活用 for kintone」は、kintoneにおいて紙の文書を扱えるように支援するクラウドアプリケーション。リコーの複合機で紙の文書をスキャンすると、PDFや画像ファイルとしてデータをkintoneアプリへ送り、直接登録できる。

 複合機にログインした利用者のkintoneユーザーでスキャンデータを登録する仕組みとなっており、スキャンデータの送信先では、新規にレコードを作成して登録、または既存のレコードを選択して登録できるとのこと。

 一方の「RICOH カンタンドキュメント活用 for kintone(ファクス受信モデル)」では、複合機で受信したファクス文書を、発信者番号や受信日時などの付加情報とともにkintoneアプリに自動登録可能。紙文書の電子化や共有に関する業務負荷を軽減できるとしている。

 なお両製品は、複合機や電子黒板、カメラなどのエッジデバイスと、さまざまなサービスをクラウド上で連携させる「EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES プラットフォーム」対応アプリケーションとして提供されるとのこと。

 「RICOH カンタンドキュメント活用 for kintone」の価格(以下、すべて税別)は、1デバイスあたり月額1500円、または年額1万8000円。「RICOH カンタンドキュメント活用 for kintone(ファクス受信モデル)」の価格は、1デバイスあたり月額2000円、または年額2万4000円で、「EDWファクス転送アプリインストールキット」(2000円)が必要。

 さらに両製品とも、「RICOH クラウドアプリケーションスタートパック」の契約が必要となり、こちらは1契約あたり初回5000円となる。