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インテック、運用・保守を含めてワンストップ提供する「マネージド型仮想デスクトップサービス」

 株式会社インテックは12日、素早い導入を行えるよう、必要な機能をパッケージ化したDaaS(Desktop as a Service)「マネージド型仮想デスクトップサービス」を発表した。サービスはすでに提供開始されている。

 「マネージド型仮想デスクトップサービス」は、インテックによる運用までを含めて、仮想デスクトップ環境を月額提供するクラウドサービス。クラウド上のサーバーから、ネットワーク経由でPCのデスクトップ操作画面を遠隔の端末へ転送する仕組みにより、利用する場所や端末に縛られない利便性を実現するという。また、データをPC内のローカル環境に保持しないため、セキュリティも確保できるとした。

 サービス基盤としてMicrosoft Azureを、仮想デスクトップ技術としてシトリックスのクラウドサービス「Citrix Cloud」をそれぞれ採用。ユーザー企業はサーバーの手配や導入、運用などを行うことなく、利用者数に応じた月額料金で利用できるほか、基本的な仮想デスクトップ管理、Windows 10のアップデートといったシステム運用・監視もインテックが請け負う。

 加えて、導入前には無償のトライアル環境を提供するため、事前検証を十分に行った上で本番導入を行える点もメリットとのこと。

 このほか、インテックの統合ログ管理ソフトウェア「LogRevi(ログレビ)」との連携にも対応し、仮想デスクトップサービスの稼働ログから、PCを利用しているユーザーの利用状況データを取得・分析することで、社員の勤務実態を把握するなど、働き方改革の推進にも活用できるとしている。

 「マネージド型仮想デスクトップサービス」の価格(税別)の初期費用は10万円から、月額費用は、テナント維持手数料が2万5000円から、利用料金が1台あたり3980円からで、50台の最低契約数が設定されている。

 なお2020年春には、利用する企業の要件に合わせてカスタマイズ可能な、オーダーメード型の仮想デスクトップサービスの提供も予定。さらに、インテックの「統合型閉域ネットワークサービス」により、ユーザー企業のネットワークとの閉域接続による仮想デスクトップとの相互利用や、顧客社内からのMicrosoft Azure活用につなげられる各種ソリューションの提供も目指すとのことだ。