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インテック、Microsoftクラウドサービスへの接続を強化するネットワークソリューションを提供

 株式会社インテックは29日、Microsoft 365へのクラウドサービス接続を強化するネットワークソリューション「Microsoft Azure Peering Service」を同日より提供開始すると発表した。

 Microsoft Azure Peering Serviceは、Microsoft 365をはじめとしたマイクロソフトのクラウドサービスとの接続を強化する、新しいネットワークサービス。インターネット経由の利用が中心だったMicrosoft 365などへの接続を、企業内閉域ネットワークからのダイレクト接続とすることで、高い通信品質を確保するという。

 具体的には、Microsoft 365向けの通信を通常のインターネット通信経路と分離し、既設のインターネット接続用の機器(プロキシ)やファイアウォールを経由せずに、Microsoftクラウドネットワークへダイレクト接続する。このため、Microsoft 365の利用に際し、既設のプロキシやファイヤウォールの性能を圧迫することなく、安定した通信環境で快適なチームコラボレーションが実現できるとのこと。またMicrosoft 365の利用が増えた場合でも、利用企業側の既存設備の増強は不要とした。

 導入にあたっては、既存ネットワーク環境の現状分析とコンサルティングを行い、利用企業のセキュリティポリシーやネットワーク設計によっては必要となる、クラウドプロキシなどの関連ソリューションも一括で提供する。加えて、Microsoft 365の導入・展開から接続ネットワークの最適化まで、Microsoft 365活用に必要なすべてのシーンにおいて、インテックがオールインワンでサポートするとのこと。

 また、すでにオンプレミス環境がTISインテックグループのデータセンターに設置されている場合は、データセンター構内線経由での迅速なサービス提供が可能としている。

 なおMicrosoft Azure Peering Serviceは、広域仮想クラウドサービス「EINS WAVEシリーズ」の「統合型閉域ネットワークサービス」の新オプションとして提供され、すでに統合型閉域ネットワークサービスを利用中の企業がMicrosoft Azure Peering Serviceを追加する場合は、オプション追加により最短20日程度で導入可能。一方で新規導入の場合は、各種アクセス回線を利用し、任意の拠点からの接続を行えるとした。

 接続帯域は50Mbps~1Gbpsまで7段階用意され、いずれも確保型となる。価格例は、50Mbpsの帯域で月額50万円から。