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テラスカイ、ユーザーの操作性などをさらに向上させたクラウド型グループウェア「mitoco V10.0」

 株式会社テラスカイは17日、Salesforceと連携するクラウド型グループウェア「mitoco(ミトコ)」の新版「同 V10.0」を提供開始すると発表した。Salesforceとmitocoをよりシームレスに利用できる表示方法の改善やユーザーの操作性向上、システム管理者向けの機能向上など、さまざまな強化を行っている。

 mitocoは、Salesforceとの連携を意識して作られたクラウド型グループウェア。顧客情報を管理するSalesforceとグループウェアを統合し、1つのプラットフォーム上でビジネスに関するさまざまなコミュニケーションを統合できるため、情報の一元化を実現するという。

 今回の新版では、Salesforceの新UIである「Lightning Experience(LEX)」上で、mitocoが提供する「カレンダー」「掲示板」「トーク」などの主要アプリをタブとして作成できるコンポーネントを提供する。これにより、Salesforceのほかのアプリケーションと同様に、タブの切り替えでmitocoを利用できるという。

 また、mitoco通知を独立したコンポーネントとして提供する。この通知コンポーネントはユーティリティバーとして配置可能なため、Salesforceのほかのアプリケーションを開いていても、mitocoでの通知に気付けるとした。

タブ・通知コンポーネントの有効化イメージ

 さらにカレンダーでは、ユーザーがより少ないステップで必要な情報にたどり着けるような機能改善を複数行った。例えば、予定にマウスを合わせるとポップオーバーする画面のカスタマイズに対応。予定に商談や取引先といったSalesforceアプリケーション上の情報がひも付いている場合、ポップオーバー画面にこの関連項目を追加すれば、予定の詳細画面を開かなくてもポップオーバー画面から該当のレコードへアクセスできるとしている。

カスタマイズできるポップオーバー画面

 このほかワークフローでも、申請フォームをカテゴリ分けして管理できるようにした。申請フォームを関連するカテゴリでグルーピングし、カテゴリ内にて申請フォームの表示順を指定しておけば、大量に申請フォームがある場合でもユーザーが任意のフォームを探しやすくなるとのことだ。