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スケジュールと申請履歴から交通費の未精算をサジェスト、統合型グループウェア「NI Collabo 360」の新機能

 株式会社NIコンサルティングは16日、統合型グループウェア「NI Collabo 360」の経費精算機能に、AIによる「経費精算アシスト」を追加したと発表した。なお、パッケージ版では同日より、クラウド版では12月17日より利用できる。

 NI Collabo 360は、中小企業のグループ間連携を容易にする機能を備えたグループウェア。スケジュール管理、ファイル共有、掲示板、社内SNSなど、一般的なグループウェア機能に加え、ワークフロー、経費精算、テレワーク支援、社員の安否確認といった機能も搭載しているという。

 このうち経費精算機能では、交通系ICカードから電車移動で使用した駅と運賃の履歴を読み取って申請できるが、今回はさらに、外出スケジュールや商談があるにもかかわらず交通費の申請がされていない場合、過去の経費データをAIが解析し、入力を支援する機能を追加した。

 具体的には、経費申請書とスケジュールを照らし合わせ、外出に要した交通費の申請漏れを申請者に通知してくれる。このほか、経費入力時に、訪問先の最寄り駅や、過去にその訪問先への移動に使った駅をサジェスト表示したり、出発駅と到着駅を選択すると、過去の経費データから同一区間の金額を自動入力したりすることも可能になった。

 さらに承認時のアシスト機能として、ある訪問先への移動に、いつもと違う駅を使用している場合、承認者に注意喚起するほか、タクシー移動について、訪問先から最寄り駅までの直線距離を表示して料金の妥当性判断をアシストするとしている。

 NI Collabo 360の価格は、パッケージ版が10ユーザーで5万8000円(税別)から、クラウド版が1ユーザーあたり月額360円(税別)。なお「経費精算アシスト」の利用には、別途、営業支援システム「Sales Force Assistant」、または見積書作成支援システム「Sales Quote Assistant」が必要になるとのこと。