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NTT、NI+Cを連結子会社化 NTTとのエンゲージメント強化による事業連携を展開へ

 日本電信電話株式会社(以下、NTT)は9日、システムインテグレーション(SI)事業などを手掛ける日本情報通信株式会社(以下、NI+C)を連結子会社化すると発表した。

 NI+Cは、NTTと日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)の合弁会社として1985年に創業したシステムインテグレータ。NTTのネットワーク技術とIBMのIT技術をバックボーンとしてSI事業などを展開してきた。

 そうした中で3社では、今後の市場展望とNI+Cの事業展開方針を共有し、これまでのNI+Cに対する日本IBMの技術的、営業的サポートに加えて、NTTのエンゲージメント強化による事業連携を展開。より一層の業績向上を図ることを目的として、NI+Cの株主における持ち株比率を変更することにしたという。

 現在は、NTTが50%、日本IBMが50%の株式をそれぞれ保有しているが、NTTは今回、日本IBMから同社が保有するNI+Cの株式を譲り受け、持ち分比率を65%まで高める。取得完了日は2020年1月21日の予定だ。