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NI+C、ミツフジのウェアラブルIoT「hamon」と「IBM Maximo Worker Insights」を組み合わせた安全管理・見守りソリューションを提供
2018年11月19日 13:37
日本情報通信株式会社(以下、NI+C)は19日、ミツフジ株式会社のウェアラブルIoTデバイスを利用した生体情報マネジメントサービス「hamon」のパートナープログラムに参加し、「hamon Cloud サービス」チャネルパートナー契約を締結したと発表した。これにより、NI+Cではhamonを利用したクラウドサービスによる業務担当者の安全管理・見守りソリューションの提供を開始した。
hamonは、銀メッキ導電性繊維を素材にしたIoTウェアラブルデバイスから、着用者の心拍などの生体データを収集することで、データを健康管理、従業員見守り、介護・福祉、スポーツ・コンディショニングなどの分野で活用するサービスを提供している。
NI+Cでは、hamonのクラウドプラットフォームに採用されたIBMの産業用IoTソリューション「IBM Maximo Worker Insights」のクラウドプラットフォームの提供やアプリケーション開発ならびに運用を担い、ミツフジと連携する。
IBM Maximo Worker Insightsは、業務担当者の心拍などの生体データと位置情報、湿度、温度、騒音、有毒ガスといった環境データを分析し、業務担当者の健康管理を支援する仕組みを提供するIoTソリューション。
NI+Cでは、hamonとIBM Maximo Worker Insightsの組み合せにより、業務担当者の心拍などの生体データ、湿度や温度などの環境データを分析し、建築現場や工場内で働く業務担当者の体調やストレス、疲れを検知するアルゴリズムに基づき、過酷な作業現場で働く業務担当者の見守りサービスを実現する。また、位置情報などもデータとして収集でき、より効率的な作業促進のための分析を可能とする。
今後、ミツフジとNI+Cはビックデータ分析のノウハウを生かし、蓄積される膨大な生体情報を機械学習や人工知能(AI)と組み合わせることで、業務担当者の体調予測から即座にその日の最適な要員配置計画を立案することや、遠隔地医療や救急医療と生体情報を連携することで介護や福祉に関する見守りサポートを行うといった、労働人口減少に対するさまざまな課題を解決していくとしている。