ニュース

アビームコンサルティング、Slackと国内初となるサービスパートナー契約を締結

 アビームコンサルティング株式会社は13日、米Slack Technologies(以下、Slack)と国内初となるサービスパートナー契約を締結したと発表した。

 アビームコンサルティングでは、企業においてはさらなる生産性の向上や人材育成のため、新たなシステムの導入やコミュニケーションツールの活用が進められている一方、複数のシステムが乱立することによる非効率性や、メールやチャットといったコミュニケーション手段が増えることによる情報の分断、さらには部門に閉じた情報の有効活用などに課題を抱えていると説明。

 そうした課題を解決するため、アビームコンサルティングが有する組織・人材マネジメントおよびテクノロジーに関するノウハウと、オープンでスピーディなコミュニケーションを可能にするSlackを組み合わせることで、社内に蓄積され、所管部門ごとに管理されているさまざまなデータの活用を促進し、生産性の向上および人材育成の高度化を支援するとしている。

 具体的には、企業に既に導入されたSAPジャパン株式会社のクラウド型人財マネジメントシステム「SAP SuccessFactors」や、出張・経費管理システム「SAP Concur」などとSlackをAPI連携することで、Slack上で業務を行う中で適切な人材を即座に発見する、各種申請や承認を行うなど、従来さまざまなシステムに情報を取得しにいっていた時間を短縮し、生産性を向上する。また、今後はメールや会議室予約管理などのコミュニケーションツールとも連携し、さらなる業務効率化に向けたサービスの開発および提供を予定する。

 アビームコンサルティングとSlackは、今後も最新のデジタルテクノロジーや業務改革における知見を活用し、日本企業のさらなる生産性向上や人材育成の高度化を支援するとしている。