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デロイト トーマツ コンサルティング、Slackを活用し企業の組織風土変革や社内システム最適化を支援

 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(以下、DTC)は10日、米Slack Technologiesと日本国内におけるサービスパートナー契約を締結したと発表した。これに伴いDTCでは、ビジネス向けメッセージングプラットフォーム「Slack」を活用した企業の組織風土変革、および社内システム最適化支援を強化するという。

 コロナ禍において、オフィスワークとリモートワークが混在するハイブリッドワークが多くの企業に浸透する中で、働き方の多様性・柔軟性を、よりいっそう高める取り組みが求められているとのこと。同時に、変化に対応したイノベーションやさらなる生産性の向上も課題になっており、デジタルツールを用いた企業内・企業間のコミュニケーションのあり方、組織風土の変革が重要な経営課題として認識されるようになった。

 一方、社内には個別最適に導入されたさまざまなシステム、コミュニケーションツールが乱立してしまっているため、効率の悪化、コスト増といった課題を抱えているという。

 DTCでは、こうした課題を解決するためにSlack Technologiesと協業し、組織風土改革の構想のみならず、Slackをハブとした多様なシステムとの連携など、社内システムの最適化を含めたSlackの導入支援から導入後のフォローまでを、一貫して提供するとした。

 具体的には、人材マネジメントや勤怠管理、経費精算、予定管理といったシステムとSlackとのAPI連携により、Slack上でこれらのシステムの一元的な操作を可能にし、業務の効率化、生産性向上を図るとのことだ。

 また、Slack上のログをテキストマイニングし、コミュニケーション深度や社内ネットワークを可視化させて、社内のレバレッジ人材の把握や、部門間連携の活性化、あるいは離職が多い部門に見られる傾向を見つけて課題を洗い出すといった、組織風土変革のための基盤を提供するとしている。